加齢、その他の理由により、目の中のレンズ(水晶体)が濁ってくる病気です。だいたい50才頃になると増え始め、70歳を超えるとほぼ全員が白内障になっていると考えてよいでしょう。
どんなに目に合った眼鏡をかけても、スリガラス越しに外を見ているような状態になりますので、矯正しても視力が出ない、かすむ、まぶしいといった症状が出てきます。
点眼や手術による方法がありますが、点眼はあくまで進行を抑えるのみですので改善は期待できません。すでに症状があってお困りの方には、手術をお勧めします。 進行具合にもよりますが、手術にかかる時間は10-15分程度、日帰りで行います。手術によるキズの大きさは2mm程度です。ほとんどの方が手術翌日から改善効果を実感できます。
公的な保険では、ピントが一箇所に合う「単焦点眼内レンズ」による白内障手術のみカバーしていますが、当院は選定療養認定施設として「多焦点眼内レンズ」による白内障手術も行っております。自費で追加費用をお支払いいただくことで使用できますので、ご希望の方はお申し出ください」